【アトピー体験談】ステロイドは悪?私の使用しているステロイドとプロアクティブ療法の紹介。

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アトピーブログ

どうもアトピーアラサーサラリーマンのハナピクです。

今回はアトピーの治療薬として有名なステロイドについて、使い続けた個人的な体験談を書いていこうと思います。また、その中でであったプロアクティブ療法についても書いていきたいと思います。

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結論

・ステロイドは悪ではない。むしろ正しい使い方をすればこれほど頼もしい薬はない。

・湿疹や皮膚が盛り上がっているレベルの状態であれば、ステロイドは使うべき。

・皮膚の内部では炎症がのこっているのでしばらくは使い続ける。そしてだんだんと量を減らしていく。⇒後述するプロアクティブ療法の考え方が私には合っていた。

私のステロイド歴

まずは私とステロイドの経歴をどうぞ。

ステロイドを使い続けて数十年

ステロイドのイラスト

私は小さいころから小児アトピーで、現在も大人アトピーと闘っております。詳しい経歴はこちらに書いております。

【体験談】筆者のアトピー発症から現在までの経歴について

小さなころから今までステロイドを使い続けております。

ただし母親はステロイドの使用は良くないと思っていたらしく、一時期ステロイドを断ついわゆる脱ステを行っていた時期もありました。

結局アトピーは良くならなかったので今もステロイドを使っています。

ただしステロイドに限らず、どんな薬も使い続けると効き目が弱くなってどんどん薬を強くしていかないといけなくなってしまいます。私も酷いときはそうでした。

一番酷いときはステロイドとして上から2番目の強さであるvery strongクラスのマイザーと更に内服薬としてプレドニゾロン錠を1日に4錠も飲んでいました。内服薬のほうが効き目がある分、副作用のリスクも高くなるので医者からも「減らせそうなら早めに減らしていきましょう」と言われました。

言うのは簡単ですが、そう簡単には行きません。アトピー患者はみんなそう思っているはずです。

「掻くと悪化するから搔かないようにね」←無理ゲーです。個人的には痒いときは掻いたほうがストレスが溜まらないのでいいと思います。あと、痒いとこにはアトピー原因を突き止めるヒントが隠れていると思いますので原因究明をおすすめします。私はたまたまですが、布団のカビ対策によって背中が綺麗になりました。カビ対策の話はこちらよりどうぞ。

【アトピー体験談】布団のカビが痒みの元だった!?気づきから対策までの全て。

どんどんステロイドの強さが強くなっていき、更には内服薬として体中がステロイドまみれになっていく感覚と、自身の見た目が醜くなっていくこと(湿疹が出てきてジュクジュクになったのは顔、背中、腹、腕、手の甲、ふくらはぎ、股間、足の裏まで出ました。)に絶望を覚え、全てのことが嫌になった気持ちを今でも覚えています。人生の終わりを感じましたね。

絶望からの復帰への道

曲がりくねった道のイラスト

どうやって絶望の底から戻ってきたのかというとまずはステロイドの理解でした。

私は本当にやばいときにしか頑張らないタイプです。そのため、絶望的に悪化した状態になるまでステロイドについて理解しておりませんでした。なので患部に塗る薬の種類や量、止め時が自身の曖昧な判断となっており、結果、悪化と少しの良化を繰り返し続けてきたのです。

ステロイドは塗れば数日後には良くなっていく凄い強い薬です。できるだけ使わない方が良いと思う気持ちも良くわかります。しかし薬は上手に使ってこそ本当の意味を成すのです。

結論にも書いた湿疹や皮膚が盛り上がっているレベルの状態であれば、ステロイドは使うべきです。

他にもいろいろ試したり、対策していきましたが、基本はやっぱり塗り薬をきちんと正しく塗ることが一番効果があり重要でした。そうやっていく内に少しづつアトピーが良くなっていきました。そして後述するプロアクティブ療法の考え方を実践し、現在ステロイドはほとんど使用しておりません。

完治とまではいっておりませんが、アトピーの症状をコントロールすることができており、このまま軽症の状態を維持していけば完治すると信じ、今も頑張っております。

プロアクティブ療法とは?

痒い男の子のイラスト

プロアクティブ治療ともいわれているそうです。

アトピー性皮膚炎の外用療法には、症状が出たときに治療するリアクティブ治療と、症状の出る前から予防的に治療するプロアクティブ治療の2種類があります。再発の多いアトピー性皮膚炎の場合、リアクティブ治療ではうまくコントロールしにくいため、現在では、徐々にプロアクティブ治療が推奨されるようになってきました。

https://www.kyudai-derm.org/atopy/docter/16.html

どのようなものか簡単に説明すると、酷いところにはしっかり塗って、良くなってもすぐには止めないで、しばらく塗り続けて、少しづつ塗る量を減らしていくといった方法になります。そして悪化したらまたしっかり塗るって少しづつ減らしていく。※ただし保湿剤は毎日しっかり塗ること!!

いつまで続くのか気の遠くなる感じはしますけど、アトピーなんて一生治らないと思っていた私にとっては大したことではないです。

この考えの元、1年ぐらい経ちましたが、ここ1年はジュクジュクになるほど悪化したことがありません。悪くなっても肌がガサガサになる程度で何とか持ちこたえております。

おかげさまでよく眠れるようになったし、日常生活のストレスが緩和されてアトピー患者に起こりがちなストレス⇒アトピー悪化⇒ストレスの負のスパイラルから解放されました。

もし自分に合った治療の考え方に迷っている方はぜひとも実践してほしい方法だと思います。

(世の中いろんな方法で完治したってよく見かけるの何がその人に合った方法なのかは試してみないとわからないと思いますが。。。)

また、余談ではありますが花粉症が酷い人は花粉が飛び始める前から薬を飲んだほうがいいそうです。

妊娠中に予防接種をすることで赤ちゃんのアレルギーを防げるかもしれないという記事もあります。

赤ちゃんが花粉症やアトピーならない? 妊娠中に予防で

https://www.asahi.com/articles/ASLC65WK0LC6ULBJ00Z.html

症状の出る前から予防的に治療するプロアクティブ治療はアレルギー全般に言えることではないかと私は考えます。

要するに悪化してからでは手遅れなのです。面倒ですが日頃からきちんとケアすることが大事なのです。

使用しているステロイドの紹介。

マイザー

こいつが私が使っているステロイドの中で一番強い薬です。ステロイドの中でも2番目のvery strongに分類されております。ジュクジュク状態や酷くなり始めた箇所だけに使います。最近は指がガサガサに荒れたので少し使いましたが、体には使ってません。これからも使わないで済むならそうしたいものです。

ベトネベート

こいつはステロイドの中で3番目(strong)の強さに入ります。

現在基本的にプロトピックを使ってほとんど使ってません。プロトピックで効果が出ないところがあれば代わりにこいつを塗る感じです。

その他に現在処方されて使用している薬は下記に紹介しているのでよければ見ていってください。

アトピーの僕が皮膚科にいって感じることと処方された薬の紹介。

さいごに

今回は私のステロイドに対する考え方と自身の治療方法についてご紹介しました。

ステロイドは悪だという人をよく見かけますが、正しく使えれば私はそうだと思いません。

私はアトピーと一括りにいってもストレスが原因であったりカビが原因であったりと色んなタイプがあると思ってます。なので自分に合った治療法を探していくことが大事だと思います。

以上、これからも頑張っていきます。アトピーと闘っている方は一緒に頑張りましょう!!

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